土を使わない「水耕栽培」が最近人気だって聞いたよ。
育てやすいおすすめの観葉植物を知りたい〜!
「土の臭いが苦手、虫も苦手だから観葉植物は育てらてない」と考えている方はいませんか?
観葉植物の育て方には様々あり、土を使わずに水のみやハイドロカルチャーといった土壌に変わるものを代用して栽培する方法があります。
今回は観葉植物の栽培歴10年以上のブログ管理人が、水耕栽培向けにおすすめな観葉植物を5選+おまけ紹介します。
水耕栽培のポイントでもある水の管理さえおさえておけば、初心者でも手間が少なく観葉植物のある暮らしを楽しむことができますよ。
人気の理由や栽培方法、メリットやデメリットも紹介するのでチェックしてみてください♪
- 水耕栽培におすすめな観葉植物が知りたい
- 土いじりや臭い、虫が苦手だけど、観葉植物を育ててみたい
- 初心者でも無理なく観葉植物を水耕栽培で育てる方法が知りたい
理解しておこう!水耕栽培とは
見た目のおしゃれさや土を使わない手軽さから、人気の「水耕栽培」。
そもそも水耕栽培とは、土を使用せず水を利用して植物を育てる手法のことをいいます。
育て方のパターンは2つ。
・水だけで育てる
・人工土を使って育てる
「水だけで育てる」は言葉の意味そのまま、空いている瓶や花瓶に水を入れて植物を育てる手法。
「人工土を使って育てる」はハイドロカルチャーといって人工の土を使い、そこに水をいれて観葉植物を育てる栽培方法です。
ハイドロの意味はギリシャ語で「水」、カルチャーは「栽培」を意味します!
ちなみにハイドロカルチャーの種類には、
・ハイドロボール
・ジェルポリマー
・ゼオライト
・砂利
・専用スポンジ
など、様々な手法があります。
「水耕栽培」自体をハイドロカルチャーと呼ぶケースあります
そんな水耕栽培はなぜ人気なのでしょうか?また、どのように栽培するのでしょうか?深掘りしていきます。
水耕栽培が人気な理由
水耕栽培はその手軽さからか、初心者・経験者問わず人気のある栽培方法です。理由を2つにまとめました。
手軽に育てられる
なんといっても土を使わないので手軽に植物を育てることができます。土を使って観葉植物を育てる場合、土作りが非常に重要で土壌が悪いと植物は根腐れを起こしたり、枯れてしまったりします。
その点水耕栽培は水の管理さえきちんとできれば手軽に育てることが可能です。
また、土の有機物に集まる害虫も予防できるので虫が苦手だったり、土の匂いが苦手という方も安心して栽培ができます。
植え替えの時に土だと飛び散った際の掃除の手間がありますが、ハイドロカルチャーは粒が大きいので掃除が楽です。
見た目がおしゃれ
土を使わないので衛生的なのはもちろんのこと、スッキリした見た目で華やか、おしゃれな雰囲気がインテリアアイテムとして人気です。
また、水中で根が伸びる様子が観察できるのも魅力の一つです。
お子さんと一緒に根が成長する様子を観察することもできます!
水耕栽培する際のポイントと栽培方法
水耕栽培にはポイントがあります。それは水の管理。ハイドロボールの栽培方法と合わせてみていきましょう。
水分管理
「水が行き渡っているから大丈夫」だと思っていても実は十分に水分がいき届いていなかったり、水の入れすぎで根腐れをおこしてしまったりします。
逆に言うと、水耕栽培は適切な量の水を与えれば、観葉植物との生活を無理なく楽しむことのできるのでポイントをおさえておきましょう。
水換えのポイントは、
・水栽培は1日一回
・ハイドロカルチャーは底に水が無くなってから
どちらも水分量や容器内の清潔度がわかりやすいので、透明な瓶で育てると良いでしょう。
ハイドロボールで育てる場合
水栽培の際には基本的には容器に水と植物をいれればOKです。
ここでは参考までにハイドロボールで育てる際に必要なものと一般的な植え替え方法についてを紹介します。
【ハイドロボールの場合】
▶︎準備するもの
・観葉植物
・ハイドロボール
・容器(底穴のないもの)
・根腐れ防止剤(ソフトシリカ ミリオンA など)
▶︎植え替え方法
1,苗を土から抜き出し、水で土を洗い落とす
2,容器に防腐剤とハイドロボールをある程度入れる
3,苗を入れたら自立して安定するまでハイドロボールをひきつめる
4,与える水の量は容器の1/5程度とし、完全に水がなくなったら再び1/5程度ほどの高さまで水をいれる
根腐れ防止剤も交換するのを忘れないようにしましょう!
水耕栽培におすすめな観葉植物
それでは水耕栽培するのにおすすめな観葉植物を5選+おまけ紹介します。
1.パキラ
2.ガジュマル
3.サンセベリア
4.ポトス
5.サボテン
6.セット売りもおすすめ
1.パキラ
ポピュラーで人気があり、小ぶりから大型のものまで色々はサイズが出回っているパキラですが、この観葉植物も水耕栽培で育てることが出来ます。
割と生長が早いので観察しながら育てるのが楽しくなる植物です。
育てやすさ | ◎(とても育てやすい) |
寒さ | やや強い(5度以上) |
乾燥 | 強い |
日当たり | レースカーテン越しなどの日当たりの良い場所 |
水やり | 4月〜10月 土の表面が乾燥したらたっぷり水が溢れるくらい 10月下旬〜3月 土が乾いてから2,3日後に与える |
花言葉 | 快活、勝利 |
風水 | 金運、商売繁盛、人間関係の調和、恋愛運、仕事運 |
2.ガジュマル
東南アジアやオーストラリア等、幅広い地域に生息するガジュマル。
アスファルトを突き抜けるほどの生命力があり、乾燥や寒さにも強く、やや日陰の場所でも育てられるので、育てやすい人気の品種です。
そんなガジュマルは水耕栽培でも育てやすく、ハイドロカルチャーでの栽培がおすすめです。
育てやすさ | ○(育てやすい) |
寒さ | 弱い |
乾燥 | やや弱い |
日当たり | 直射日光の当たらない明るい場所 |
水やり | 4月〜10月 土の表面が乾燥したらたっぷり水が溢れるくらい 10月下旬〜3月 水やりは控えめに、土が乾いてから2,3日後に与える |
花言葉 | 健康 |
風水 | 多幸の木、気分を落ち着かせる、リラックスさせる |
3.サンセベリア
サンセベリアは空気清浄力が高くマイナスイオンを放出するので大変人気のある品種です。
原産地は熱帯アフリカ、南アジア、アラビアなどの乾燥地で、広くに自生しているサンセベリア。
自生地の影響から、寒さに弱く、乾燥に強い。種類によって葉の大きさや色合いが異なりますが、葉に縞状の模様があるのが特徴です。
また、耐陰性があるので、洗面所や玄関などに置く植物としても人気があります。
育てやすさ | ◎(とても育てやすい) |
寒さ | やや強い |
乾燥 | 強い*やや乾燥気味に育てる |
日当たり | レース越しなどの明るい日陰 |
水やり | 4月〜10月 土の表面が乾燥してから3日後 10月下旬〜3月 寒い時期はほぼ断水する |
花言葉 | 永久・不滅 |
風水 | 魔除け・厄除け |
4.ポトス
ポトスは斑の入り方で印象的で美しく、丸みを帯びた葉の形がとても魅力的な植物です。
耐寒性、耐暑性が強く、植物を育てるのに慣れていない方も安心して育てられる観葉植物の一つです。
育てやすさ | ◎(とても育てやすい) |
寒さ | やや強い(5度以上) |
乾燥 | 強い |
日当たり | 日当たりの良い場所 |
水やり | 4月〜10月 土の表面が乾燥したらたっぷり水が溢れるくらい 10月下旬〜3月 土が乾いてから2,3日後に与える |
花言葉 | 永遠の富、華やかな明るさ |
風水 | 金運・恋愛運アップ |
5.サボテン
意外かもしれませんが、観葉植物の代表格であるサボテンも水耕栽培で育てることができます。
水耕栽培に切り替える場合には、10日ほど水やりを控えて、土を完全に乾燥させて鉢から取りだして水で綺麗に洗い流します。
水耕栽培で伸びた根は切って整えます(このまま入れても育たないため)。1、2日間ほど日陰の風通しの良い場所に置いてよく乾かしてから水耕栽培へ切り替えましょう。
育てやすさ | ◎(とても育てやすい) |
寒さ | やや弱い |
乾燥 | 強い |
日当たり | 日当たりの良い場所を好む |
水やり | 春・秋 成長期のため、土がしっかり乾いたら鉢底から流れくらいたっぷり水をやる 夏・冬 休眠期のため、月に一回程度の水やり程度でOK |
花言葉 | 枯れない愛・情熱・燃える心 |
風水 | 魔除け |
6.セット商品もおすすめ
単品での注文ももちろんいいですが、送料がかかる場合が多いのでまとめて注文するのもおすすめです。
セット商品も広く出回っているので、ここにおすすめを載せておきます。
こちらはガジュマル・パキラ・サンセベリアの3鉢セット!
水耕栽培のメリット・デメリット
水耕栽培の基礎知識や人気の理由を解説したところで、メリット・デメリットについて深掘りしていきます。
メリットはもちろん、デメリットを理解しておくことでより水耕栽培がより楽に楽しく育てることができますよ。
メリット①どこでも飾りやすい
リビングはもちろんのことキッチンや玄関、トイレなど、場所を問わず置きやすいのが水耕栽培です。
容器も極端な話、水さえ切らさなければ大きさを問わずに育てることができます。
家にある空いているお気に入りの瓶などで育てることができるので始めやすく、インテリア性も高いので飾りやすいです。
メリット②初心者でも育てやすい
観葉植物を育てる際に初心者が苦労する点として土壌作りと水やりがあります。
土を使用して栽培する場合、肥料や栄養分を意識した土壌作りは慣れないと難しいです。
また、水やりは与えすぎても与えな過ぎでも育ちが悪く、根腐れや枯れる原因になってしまいます。
その点水耕栽培では基本的には水が減っていたら足すだけ。透明の瓶に入れておけば水が減ったかどうかも一目瞭然です。
メリット③衛生的に育てられる
土いじりや土の臭いが苦手、虫が苦手。汚れたくない。
植物を育てるのにこういったお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
この悩みを解決して育てられるのが水耕栽培の魅力です。
水質の管理さえできれば、土耕栽培に比べて臭いや害虫のリスクも低く、安定して栽培できるのが魅力です。
デメリット①カビや雑菌が繁殖しやすい
水耕栽培で育てるのに注意しないといけないのが、多湿を好むカビや細菌の存在です。
・水換えを怠るとカビが発生する可能性
・湿度の高い場所はとくにカビが発生しやすい
上記2点に注意を払い、管理することが必要です。
植え替える時も、予め容器や肥料を希釈する器具など、できるだけ殺菌・消毒することをおすすめします!
デメリット②大きく育ちにくい
観葉植物は水分や栄養など、植物の生長に必要なものの多くを土から吸収しています。
つまり観葉植物にとっての最適な環境は土で育てることです。
観葉植物を大きく育てたい場合、おすすめの環境はやはり土で育てることです。
水耕栽培は成長の速度は遅くていい!大きく育たなくてもいい!そういったに向いています。
デメリット③水の管理が意外と難しい
容器内の水の管理をおこたると、いつの間にか植物が弱ってしまったり、枯れたりするので水の管理は意外と難しいです。
「水耕栽培する際のポイント」で説明したように、水が多すぎるのも問題ですが、少なすぎるのも問題です。
季節や温度変化により、毎回同じペースで水がなくなるわけではないことを覚えておきましょう。
水耕栽培に関するよくある質問
水耕栽培に関するよくある質問をまとめてみました。
【まとめ】水耕栽培におすすめの観葉植物5選とは
今回は水耕栽培できるおすすめの観葉植物5選を紹介しました。
1.パキラ
2.ガジュマル
3.サンセベリア
4.ポトス
5.サボテン
セット売りもおすすめ
人気の理由と栽培方法
・インテリア性が高い
・土を使わない手軽さ
・根が伸びる様子が観察できる
こうした理由から水耕栽培は初心者でも育てやすく、鉢植えとは違った楽しみ方ができるので人気の栽培方法です。
育てる上のポイントやデメリットを覚えておくと、水耕栽培がより楽しくなりますよ。
水換えをしっかりおこない清潔な状態を保てば、観葉植物は水耕栽培でも元気に育つので、ぜひ挑戦してみてください。
観葉植物のある暮らしを楽むなら、ぜひハイドロカルチャーなどの水耕栽培も検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪