○○?意味は?なんて読むの?
観葉植物について調べているとわからない用語が出てくることはありませんか?
ブログ管理人も観葉植物を育て始めてから、聞いたことのない言葉に出くわすことが度々ありました。
今回は観葉植物を育て始めてから10年以上になるブログ管理人が、育てるのに知っておくとより観葉植物について理解を深められ、いざという時に使える用語をまとめました。
この記事を読むことで、
✔︎○○ってなんて読むの?
✔︎今更で聞けなかったけれど、○○ってどういう意味?
といった疑問が解消されますよ。ぜひご活用ください♪
この記事は随時用語更新していきます。更新日:2023年5月3日
観葉植物 関連用語集 あ行
腋芽(えきが)
腋芽(えきが)とは、茎の先端以外から出る新芽のことです。葉の付け根・葉の間・主茎などにできる芽。別名、わき芽や側芽とも呼ばれています。葉や花、果実など、植物の多くの部位が腋芽から成長します。
腋芽は、植物の成長点の一つであり、茎や枝を伸ばすための新しい細胞が生成されます。腋芽から出てくる新しい茎や葉は、成長するにつれて、植物の形や構造を形成していきます。また、腋芽は花芽としても機能し、花を形成するための組織が形成されます。
植物の腋芽は、環境の変化によって成長が促進されたり、遅延されたりすることがあります。また、適切な剪定によって、腋芽を刺激してより多くの枝を出すように誘導することができます。
腋芽は、植物の成長において非常に重要な役割を果たしているため、植物の管理や育成においても注目されています。
観葉植物 関連用語集 か行
塊根植物(かいこんしょうぶつ)、コーデックス
塊根植物(かいこんしょうぶつ)、またはコーデックス(Caudex)とも呼ばれ、主な原産地はアフリカ大陸や、中東・中南米などの、砂漠地帯や岩場などの厳しい環境に生息する多肉植物の総称です。 根や幹や茎の部分に水分を蓄えられるよう、根や幹などが肥大した独特のフォルムが特徴です。
塊根植物の代表的な種類としては、アデニウム、ユーフォルビア、サボテンなどが挙げられます。枝や葉が少なく、太く肉厚な茎が特徴的で、日光や乾燥に対する耐性が高いことも特徴の一つです。
塊根植物は、見た目が独特であり、園芸愛好家に人気があります。また、育て方も比較的容易であり、長期間の水切れにも耐えるため、初心者でも手軽に育てることができます。また、根や茎を切り取って挿し木することもでき、繁殖も比較的容易です。
ただし、塊根植物は肥料過多や過水には弱く、適切な管理が必要です。また、花や葉が少ないため、育てる楽しみ方は、育てる自体の楽しみに加え、根や茎の変形や模様、特有の形状などを楽しむこともあります。
株分け(かぶわけ)
株分け(かぶわけ)とは、大きく成長した株をいくつかに分ける作業のことです。株分けすることで植物を増やすことができます。 成長してある程度大きくなると生育が悪くなる宿根草や観葉植物などで行います。
株分けは、植物の成長や栄養状態を改善するためにも有効な手段です。古くなった株の花付きが悪くなったり、茎や葉が弱ってきたりした場合にも、株わけを行うことで新しい株を作り出し、元の株の生長を助けることができます。また、植物の大きさをコントロールするためにも有用です。
株分けの方法は、植物によって異なりますが、一般的には根を洗い、手で引き離したり、はさみで切り離したりする方法が用いられます
株分けは、植物の成長にとって大切な要素であり、適切に行うことで、植物の健康的な成長を促すことができます。ただし、植物によっては、株わけが不適切な時期に行われると生育が悪化する場合があるため、植物の種類や時期に合わせて行うことが必要です。
気根(きこん)
「気根」とは、植物の茎や枝、葉などから空気中に伸びる、特殊な根のことを指します。熱帯地方に多く見られ、主に高温多湿の環境で生育している植物が気根を形成することが多いです。
気根の役割はさまざまで、以下のように分類される。
◇吸水根:空気中の水分を吸収する
◇支柱根:タコ足状に斜めに根が伸び、木の幹を地面まで降りて茎を支える
◇付着根:岩石面や他の樹木などに接着して植物を支える
気根は、蒸散作用を促進する役割を持っています。植物が高湿度の環境で生育する場合、地上部の葉からの水分蒸散が不十分となり、水分不足に陥ることがあります。このような環境下では、気根が茎や枝から突き出して、空気中から水分を吸収しています。
腰水(こしみず)
水やりの方法の一種で、底面給水ともいいます。根元から直接たっぷりの水を与える方法のことを指します。通常、鉢底から水が漏れるまでたっぷりと与え、余分な水は鉢皿などで捨てる方法となります。
この方法は、土壌内の空気を排出し、水をしっかりと根に行き渡らせることができるため、植物の根育ちを促進し、健康的に育てることができます。ただし、腰水を行う際には、必要なだけ与えることが大切で、過剰な水を与えてしまうと、根腐れや病害虫の発生など、逆効果になるリスクもあるため、適量に注意しなければなりません。また、腰水を行う場合には、風通しや日当たりの良い場所に置くことも重要です。
腰水の方法:
底に穴のない容器に鉢を置き、鉢の1/3くらいまで水を張り、しばらくそのままにしておきます。 すると鉢底からゆっくりと水を吸い上げ、鉢内に水分が万遍なく行きわたります。
観葉植物 関連用語集 さ行
挿し木(さしき)
幹や枝を剪定して増やしていく方法のことで、挿し芽(さしめ)ともいいます。この方法は、種子を使った繁殖に比べて、比較的早く、確実に同じ特性を持つ植物を繁殖することができるという利点があります。
挿し木は、簡単な方法であるため、庭木や観賞植物など、さまざまな植物を繁殖する際に利用されます。
具体的な手順としては、茎や枝を切り取り、土に挿して根を出すようにします。根がしっかりと張るまで、適切な水やりや日当たりなどの管理を行い、根が成長したら新しい鉢に植え替えることができます。
挿し木には、接ぎ木や種子繁殖に比べて、同じ特性を持つ植物を比較的簡単に繁殖することができるという利点があります。また、接ぎ木のように特別な技術が必要なわけでもなく、初心者でも気軽に挑戦することができます。
シダ植物
種子をつくらない植物の総称。花が咲かないので種子もできない植物。胞子で増えます。
シダ植物は茎、葉、根茎、根などから構成されており、多くの種類が常緑性を持ちます。また湿気の多い環境で生息するため、熱帯地方や森林、沼地などに見られます。
茎や葉には多数の小さな穴(気孔)があり、水分を吸収すると同時に、水蒸気を放出することで湿度を調整します。シダ植物は、約1万5千種以上が存在し、その形状や葉の色、模様などが多様で、観賞用としても人気があります。
水耕栽培(すいこうさいばい)
土を使わず、水を利用して植物を栽培する方法のことです。
厳密にいえば、水だけで育てる方法を「水栽培」、ハイドロカルチャーなどの人工土を使う方法を「水耕栽培」と言いますが、まとめて土を使わない育て方を「水耕栽培」と呼ぶことが多いです。
水耕栽培について詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!
剪定(せんてい)
剪定とは、 不要な枝葉などを切り落として整えることで生育を促し、美しい形に仕上げる作業のこと。
剪定(せんてい)とは、植物の成長や形態を調整するために、枝や葉を切り取ることを指します。もとは枝を切る作業のことを言いましたが、近ごろは花や茎などの間引きも含めて剪定ということがあります。
主に庭木や観賞植物などを対象とし、植物の成長に合わせて必要な部分を切り落とすことで、美しい形状を維持することができます。
剪定は、植物の成長や健康維持にも関係しており、適切な剪定を行うことで、植物の生育を促進することができます。また、剪定によって、枝や葉の密集を防いだり、日光や風通しを良くすることができます。
観葉植物 関連用語集 た行
多肉植物(たにくしょくぶつ)
多肉植物とは、水分を蓄えるために厚く肉厚化した葉や茎を持つ植物の総称です。乾燥した環境に適応した植物で、多くは熱帯地方や乾燥地帯に分布しています。(その姿や色彩は千差万別でまさに奇態ぞろい)
多肉植物は、観賞用として人気があり、室内での栽培も可能です。葉や茎の形状や色、模様に多様性があり、様々な種類が存在します。また、比較的育てやすいことから初心者にもおすすめの植物いえるでしょう。
多肉植物は、水分を蓄えるため、適度な水やりが必要で、過剰な水やりは根腐れの原因となります。また、十分な日光を必要とするため、明るい場所での栽培が望ましいです。多肉植物は、他の植物に比べて比較的強健で、育てやすいことから、初心者でも手軽に始められる魅力的な植物です。
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追肥(ついひ)
追肥(ついひ)とは、植物の成長に必要な栄養分を補給するために、植物に対して追加的に施す肥料のことを指します。通常、土壌中に含まれる栄養分は、時間が経つにつれて減少していくため、植物が必要とする栄養分が不足しがちです。このため、追肥を行うことで、植物が健康的に成長するために必要な栄養分を補給することができます。
追肥の方法は、植物の種類や時期によって異なります。一般的には、液体肥料や固形肥料を用いて、土壌に直接施肥したり、葉面散布による方法があります。また、追肥の頻度や量は、植物の成長状況や栄養状態に応じて調整する必要があります。
過剰な施肥は逆に植物にダメージを与えることがあるため、適切な量と頻度で施肥を行うことが大切です。また、有機肥料を用いることで、土壌の改良や微生物の増殖促進などの効果も期待できます。
徒長(とちょう)
徒長(とちょう)とは、植物が不十分な光量を受け取ることで、茎や葉が伸びすぎてしまい、形が乱れたり、弱くなったりする現象のことを指します。徒長は、植物が光合成に必要な光を受け取ることができない場合に起こります。光が不足していると、植物は光合成に必要な栄養素を作り出すことができず、生長を続けるために茎や葉を伸ばすことになります。
徒長は、主に室内栽培や日照の悪い場所で栽培される植物によく見られます。徒長した植物は、茎が細く弱くなり、葉の色が薄くなってしまうため、健康的な植物と比べて見た目が劣ります。また、徒長した植物は、枯れやすく、病気にかかりやすくなるため、管理が難しくなります。
徒長を防ぐためには、植物が十分な光を受け取るようにすることが重要です。室内栽培の場合は、蛍光灯やLED照明などの人工光源を利用することで、光量を調整することができます。また、植物の種類に合わせた適切な場所に置くことや、植物の成長状態に合わせた剪定を行うことも効果的です。
観葉植物 関連用語集 は行
葉水(はみず)
葉水とは植物の葉に水を直接与えることを意味します。読み方は「はみず」です。霧吹きを使って植物の葉に水をかけることで、潤いを与え、葉を大きく育てることができます。他にも葉の乾燥を防ぐだけでなく、ほこりやゴミを洗い流して光合成を促進させることもでき、さらには病気や害虫に対する予防効果がある。
葉水を行う場合は、清潔な水を使い、霧吹きなどで葉全体に均等にかけるようにします。また、肥料を加えたり、石鹸液を混ぜたりすることで、葉の表面についた汚れを落とすことができます。しかし、過剰な施肥や石鹸液の使用は、植物に悪影響を与えることがあるため、注意が必要です。
ブログ管理人はずっと【はすい】とずっと読んでいました(笑)
葉焼け(はやけ)
葉焼け(はやけ)とは呼び名の通り、「葉」が日光で焼けてしまう状態のことです。葉が茶色くなったり白く色が抜けたようになる状態をいいます。
葉焼けの原因は、夏の強い日差しや、ガラス越しの日光にあたって起きるもの。特に、水分が不足している場合や、土壌の温度が高い場合には、葉焼けが起こりやすくなります。
葉焼けすることで光合成がうまく行われず、葉が傷ついてしまうため、植物全体の生育に悪影響を与えることがあります。また、葉が傷んだ部分から病気や害虫が入り込むこともあるため、早めの対処が必要です。
葉焼けを防ぐためには、適切な水やりと肥料管理が重要です。また、直射日光が当たらないようにレースカーテン、遮光ネットや日除けシートを活用することや、風通しの良い場所に移動することなども効果的です。葉が焼けてしまった場合には、焼けた部分を切り取り、適切な管理をすることが大切です。
人間で言うと日焼け。強い日光を浴びすぎてしまうと葉焼けします😢
肥料焼け・肥料負け(ひりょうやけ・ひりょうまけ)
肥料焼け・肥料負け(ひりょうやけ・ひりょうまけ)とは、肥料を多くやりすぎることで起きてしまう現象で、多量の肥料成分によって根が害を来たし、株全体が急激にしおれてしまったり、葉が焼けるように枯れてしまったりすることを言います。 乾燥や病気による被害症状と似ています。
肥料の量や質、施肥のタイミングを調整することが大切!肥料は多ければ多いほど良さそうですがそれは違うんです!
斑入り(ふいり)
葉や花びら、茎、幹に出る、本来の色と異なる色のこと。この模様は、葉緑素の分布が偏っていることが原因で起こります。柄が入っていることで珍しく、基本的に株分け(株分け)や挿し木(さしき)でしか増やせないので、斑入りの植物は鑑賞価値が高くなったり、珍重されたりします。
斑入りの葉は、光合成が弱くなるため、元気な葉に比べて栄養不足になりやすいというデメリットもあります。そのため、斑入りの植物は日当たりがよく、栄養豊富な土壌で管理することが大切です。また、斑入りの葉が出る原理や、斑入りの種類によっては、光合成が健康な葉と同じくらい行われるものもあります。
はんいりと読んでいました。無理がありますね(笑)
観葉植物 関連用語集 ま行
幹立ち・幹上がり(みきだち・みきあがり)
植物において、幹立ちとは苗木が地面から出てから、枝が分かれて幹が太くなって木の形が完成するまでの期間を指します。幹立ちの期間は、樹種によって異なり、また栽培環境や管理方法などの要因によっても大きな差が生じます。たとえば、肥沃(土地が肥えていて作物が育ちやすい)な土壌や適切な水やりがある場合には、幹立ちが速く、木の形が整ってくるのが早くなります。
一方、幹上がりは、幹立ちが完了した後、幹が伸び上がり、樹木が自立して立派な木になるまでの期間を指します。幹上がりも、樹種や栽培環境、管理方法などの要因によって大きな差があります。幹上がりが遅い場合、木が弱くなり、風に弱いといった問題が生じることもあります。
実生(みしょう)
種から発芽したばかりの植物のこと。子葉や第一葉のある時期を指し、芽生えのことを一般にはいいます。親とは違う遺伝子で生まれてくるため、同じ葉姿や模様になるわけではありません。挿し木(さしき)の植物とは真逆の意味になります。
種子から育てると成長が遅いことや、発芽率が低いことがあるため、栽培には時間や手間がかかることが欠点です。
元肥(もとごえ)
元肥(もとごえ)とは、植物の植え付けの際や前もって与える肥料のこと。遅効性で長期間肥料の効果が続くものを使うことが多い。土に混ぜる場合と、根の下のほうにまとめて入れる場合があある。
元肥には、主に化成肥料や有機肥料が用いられます。化成肥料は、窒素、リン酸、カリウムなどの栄養素を含んでおり、早く効果が表れるため、迅速な生長を促すことができます。一方、有機肥料は、野菜くずや堆肥などの有機物から作られたもので、肥料成分だけでなく、微生物や有機物質が土壌改良にも役立ちます。
元肥の施し時期は、植物の種類や生育環境によって異なりますが、一般的には種まきまたは植え付けの前に施します。また、過剰な元肥の使用は逆に植物の生育を妨げることがあるため、適切な量を守りながら施すことが重要です。
観葉植物 関連用語集 ら行
ランナー
ランナーとは、地下茎や細い茎の一部が伸びて、新しい株をつくるために地上を這いながら伸びる構造のことを指します。草本植物や多年生植物など、さまざまな植物で見られます。
ランナーを持つ植物は、地下茎や茎の一部が地上に出ている部分から新しい株を生やすことができます。このため、ランナーを伸ばすことで、植物は増殖しやすくなり、密集した群生地をつくることができます。また、ランナーは株間の距離を縮めることによって、競合する他の植物との光や栄養素の競争を避けるためにも役立ちます。
一方で、伸びすぎると、植物の成長や発育に悪影響を与えることがあります。過剰にランナーが伸びると、植物の根が浅くなり、株の弱体化や枯死につながることがあります。そのため、伸びすぎを抑えるために、剪定や株分けなどの管理が必要となります。
観葉植物 関連用語集は知っておくと便利!
今回は「観葉植物の関連用語集、今更聞けない○○の意味」を解説しました。
知らなかった用語はありましたか?
用語が理解できるとより植物を育てるのが楽しくなるはずですよ。
この記事は随時更新しますのですのでまた覗いでくださいね。
最後までお読み下さり、ありがとうございました!