ウンベラータの葉っぱに何かついてる!これって虫?
大切に育てているウンベラータに、ある日突然虫のようなものがついていたらびっくりしますよね。
水やりが足りなかった?
日光不足?
いつもと同じ環境で育てているはずなのに「なんで?」と疑問がでてきてしまいます。
今回はそんな疑問に対して、さまざまな観葉植物を育てている筆者の経験をもとに、
ウンベラータに害虫がついた際の対処法や原因を解説します!
ちなみに我が家で育てている観葉植物はあるものを変えたところまったく害虫が発生しなくなりました。その○○についても紹介させてもらいます。
ぜひ最後までご覧ください♪
・ウンベラータに害虫がついて困っている
・ウンベラータの害虫対策が知りたい
・害虫の種類や特性を知っておきたい
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ウンベラータに害虫がついていたら…対処法の解説
大事なウンベラータにいつの間にか害虫がついていた!
なんてことはありませんか。
ウンベラータは比較的害虫の被害を受けやすい観葉植物です。ここでのポイントは害虫を見つけたら放置しないでなるべく早く対処することです。
対処方法についてみていきましょう。
害虫を手作業で取り除く
もしウンベラータに虫がついてしまったら、手作業で虫を取り除くことが第一歩。細心の注意を払いながら、葉や茎に付いた虫を手で摘み取りましょう。
虫が苦手な方は軍手やビニール手袋で対策しましょう!
小さな虫は綿棒に湿らせたり、やわらかい布で拭くと効果的です。
ただし、大量発生している場合にはこの方法での駆除は追いつきません。早期&少量発生の場合効果的です。
自然な方法で虫を駆除する
自然な方法で虫を駆除することもできます。ウンベラータの近くにアザミやレモングラスなどの香りの強い植物を置くと、害虫を寄せ付けにくくなります。
また、ニームオイルや油石鹸水などの自家製の虫除けスプレーを使って、虫の発生を防ぐこともできます。
ニームオイルとは
ニームは、主にインドなどで古くから自生している樹木です。
インドで有名な自然療法「アーユルヴェーダ」でも使われています。植物中の液体を吸って生長を妨害する害虫に効果があります。
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油石鹸水とは
化学合成された成分を含まない天然成分で作る防虫スプレーです。
全部混ぜたら蓋をしてよく振ってかき混ぜたら出来上がり
害虫の動きが止まっていれば散布終了
材料
・サラダ油(5ml)
・食器用洗剤(2.5ml)※ヤシノミ洗剤がおすすめ
・水(500ml)
・スプレーボトル
使い方
・スプレーボトルに入れたら、油石鹸水で浸すように散布
・散布後は20〜30分以上放置し、水で洗い流す
・2,3日2回ほどのペースで散布
アブラムシ対策にはこれが一番効きます!
薬剤を使用する方法
大量の害虫被害の場合は、薬剤の使用も考慮しましょう。
専用の植物用殺虫剤や殺菌剤を使用することで、害虫を効果的に駆除することができます。ただし、薬剤の使用には慎重になり、使用方法や注意事項を守るようにしましょう。
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大事なウンベラータに「殺虫スプレー」というと抵抗があるかもしれませんが、野菜にもかけている殺虫剤です。すばやく駆除することで負担が少なくウンベラータを守ることができますよ。
ウンベラータに虫がつく原因、特徴、被害、種類
ウンベラータに害虫がついてしまう理由はさまざまです。ここでは、害虫がつく原因と特徴、種類、どんな被害にあうのか、害虫の種類について確認していきましょう。
害虫がウンベラータにつく原因
ウンベラータに害虫がつく原因は、主に室内環境やケアに問題があるケースが多いです。
主に考えられる要因はこの2つ。
・水やりしすぎにより土が湿っている
・日光不足や風通し
それぞれ解説していきます。
水やりしすぎにより土が湿っている
ジメジメとした高温多湿の場所が好む害虫は水やりで湿った状態のウンベラータに発生しやすいです。根にもよくないので根腐れを起こす原因にもつながってしまいます。
ウンベラータに水やりする際は季節や環境により回数が異なりますが、ポイントは土の表面がしっかり乾いた状態になってから水やりすることです。
冬場は休眠期に入り、ウンベラータの生長が止まることがあるので、より水やりの頻度が減ります。
土の湿りによる害虫はとくにコバエが発生しやすい!
土の中に指や割りばしを挿し、中の土が乾いている状態であれば水やりするようにしましょう。
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日光不足や風通し
日光不足や風通しの悪さで虫がつきやすくなります。普段日光のあまりあたらない場所に置いていても天気が良い日などは移動させて日光浴させるようにしましょう。
梅雨や湿っぽい時期、風通しが悪く湿気が高くなる場所が虫は大好き。窓際に置いたり、部屋全体の空気を入れ替える時間を作ったりと、なるべく風の通りやすい場所に置くと虫も寄り付かず、病気にもなりにくいです。
水やり後数時間はかならず風通しの良い場所に移動させましょう。
害虫がついたウンベラータの特徴と見分け方
虫がついたウンベラータを見分ける方法は、
葉に現れる変色や異常な斑点
葉や茎の穴
葉の表面に見える小さな虫
などです。
虫によっては糸状の粘液や粉状の物質が見られることもあります。
虫は案外小さく、よく観察しないとわからないケースが多いです。葉っぱが薄くなったり、茶色や白っぽくなってきた場合は虫の発生を疑いましょう。
害虫による被害とは
ウンベラータにつく虫には、葉を食べる害虫や吸汁する害虫があります。これにより葉が傷ついたり、成長が妨げられたりする可能性があります。重度の被害では、葉が黄色や枯れてしまうこともあります。
ウンベラータに虫がついた場合は、まずは冷静に対処しましょう。適切なケアや対策を取ることで、ウンベラータを元気に保つことができます。
ウンベラータにつく害虫の種類
ウンベラータにつきやすい害虫の種類は以下のようなものがあります。
ハダニ
アブラムシ
カイガラムシ
コバエ
ハダニ
ダニのように小さく、蜘蛛の仲間と言われるだけあって、糸を貼ってコロニーを作ります。
乾燥した環境が大好きでウンベラータの葉っぱや茎に住みつき、養分を吸って弱らせます。気温が高くなると、繁殖のスピードが早くなるので気がつかないうちに大量発生してる!なんていうこともあります。
暖かくなる春から秋にかけて(高温多湿)、葉っぱの裏側につくことが多いのでウンベラータをよく観察しましょう。
ハダニを見つけたら、水で洗い流します。葉っぱの表裏を丁寧に一枚ずつ軽く洗うようにしましょう。葉水をしながら柔らかな布で拭き取るといいです。茎にもついていることがあるので忘れずにチェックします。
アブラムシ
アブラムシは吸汁性の害虫。
風通しが悪く、湿っぽい時期に発生しやすいです。葉っぱがベタベタしてきたらアブラムシの発生を疑いましょう。
アブラムシは生長点である新芽の養分を吸汁します。大量発生すると葉っぱの奇形や新芽が伸びないといったトラブルがおきます。
また、弱っていることですず病やモザイク病を併発してしまうことがあります。アブラムシは近くの植物にまで移って数を増やしていくので、見つけたら早急に駆除するようにしましょう。
数匹しかいない場合には歯ブラシやピンセットで摘んで取り除きます。大量に発生してしまった場合、自然な方法で駆除するには油石鹸水がいいです。薬剤を散布するなら、野菜にも使える殺虫剤のベニカxネクストスプレーがおすすめです。
カイガラムシ
ダンゴムのような姿をしているカイガラムシ。400種類以上いると言われているカイガラムシですが、観葉植物によくみられるのは、カタカイガラムシとコナカイガラムシの2種類です。
吸汁性の害虫でウンベラータに発生すると、葉っぱや幹の養分を吸い取ってしまいます。
カイガラムシがとてもやっかいなのは成長するにつれて固いカラに覆われ、駆除材をまいても効きにくいことです。そのため、発見したら早急に駆除する必要があります。
成虫になると駆除剤が効かないケースが多いで、一番有効なのは歯ブラシでこそぎとったり、ピンセットや爪楊枝を利用してひとつひとつ駆除していくことです。葉っぱの付け根や裏側などに潜んでいることがあるので、注意深く観察しましょう。
毎年悩まされる場合には、殺虫剤の効きやすい幼虫の時期(5月〜9月が多い)に駆除するようにしましょう。
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コバエ
特に発生することが多いコバエ。観葉植物にわくコバエはキノコバエがほとんどです。
比較的気温が高くジメジメした時期によくみられ、1回の産卵で2,300個の卵を産むのですごい勢いで繁殖していきます。
土の中で大量発生してしまうと、観葉植物を弱らせてしまう原因になるので、幼虫が土の中にいる14日間のうちに殺虫する必要があります。
ハエ取りシートが効果的です。土に指したり、壁などにぶら下げられるタイプが使いやすいです。粘着性が高いので風で揺れてウンベラータにつかないように注意しましょう。
鉢ごと水に浸す
鉢ごと水に浸すことで幼虫が溺死します。ただし一回ではなく数回行わないと駆除できないケースが多いです。
コバエは土の表面の数センチに卵を産み付けるので、その部分だけ土を取り替えるのもいいです。それが面倒であれば、土を新しく植え替えるという方法もありますが、植え替えはウンベラータの体力があるときに行うのベストです。詳しくは、「もう失敗しない!ウンベラータの植え替え方法を画像付きで解説!」の記事をご覧ください。
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ウンベラータを害虫から守り、防ぐ予防法
きちんとケアをしていても害虫は発生してしまうことがあります。大切なウンベラータを守るには普段から対策をとりたいところですね。
ここでは害虫を発生させない予防方法を紹介します。
土を見直す
一般に流通している植物用の土の中には堆肥や腐葉土が入っています。
こういった土の中には植物の生長を促すための有機成分や堆肥に含まれる高い栄養分が入っており、害虫はそれを求めて寄ってきてしまいます。
また、すでに購入時点で卵が植え付けられているケースがあり、あとから虫が発生してしまうケースがあります。
筆者は100円均一で購入した土から害虫を見つけてしまったことがあります。。。
筆者も育て始めのころはよく害虫に悩まされていました。
ですが、プロトリーフの室内向け観葉・多肉の土に変えてからというものの、一度も害虫を発生させることなく今に至ります。
害虫が発生しにくい理由は堆肥が入っていないこと。
それでも植物が健全に育つような配合になっているので、筆者イチオシの観葉植物向けの土です。
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日当たりや風通しの良い場所に置く
暗くジメジメした場所は害虫が発生しやすい場所。ウンベラータは日当たりがよく、風の通りやすい場所で育てるようにしましょう。
もし環境の良い場所に置けなくても定期的に移動させるだけでも効果はあります。
ただし、直射日光は苦手なのでレースカーテン越しや明るい日陰に置くといいです。部屋の窓やドアを閉め切ったままにしておくと風通しがよくないので、自宅にいる時は窓を開けるなどの換気をするようにしましょう。
葉水をする
多くの害虫は水に弱いのが特徴です。
定期的な葉水はウンベラータの生長を促すだけでなく、害虫対策としても効果的です。とくに害虫の発生しやすいジメジメした梅雨の時期は毎日葉水をするといいでしょう。
葉水をする際は少量ではなく、葉っぱから水が滴れるくらいたっぷりとおこなうと害虫が発生しにくくなります。
植木鉢や受皿など周りの環境を清潔に保つ
普段からウンベラータの周りの環境を清潔に保つようにしましょう。汚れたままだと衛生的に悪く、害虫だけでなくカビなどのせいでウンベラータが病気に罹ってしまうこともあります。
鉢内に落ちた葉っぱやゴミ、水やりのあとに溜まった受皿も放置せずに清潔にすることを心がけましょう。
ウンベラータのトラブルに関するよくある質問
まとめ:ウンベラータに害虫がついたらどうする?対処法と原因を解説
ウンベラータは丈夫で育てやすく人気のインテリアプランツですが、同時に害虫の被害も受けやすい観葉植物です。
ウンベラータの害虫対策の一番はとにかくできるだけ早く対処すること!
数日放置しただけで害虫は大量に繁殖していることが多いです。放っておくとウンベラータの綺麗な葉っぱや茎が鑑賞しずらく、最悪枯れてしまうことも。
日頃からウンベラータを観察して、害虫から守ってあげられるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。