そろそろウンベラータの植え替えしなくっちゃ!
ウンベラータに限らず、観葉植物の植え替えは健康な状態を保つためには必須の作業です。
ですが、
植え替えに自信がない、、枯れてしまったらどうしよう。。
そんなお悩みを持つ方がいるかもしれません。
かくゆう筆者も育て始めの頃は植え替えで毎回ビクビクしていた覚えがあります。
さまざまな観葉植物を育てて10年以上になる経験から、今回は、失敗しないウンベラータの簡単でミニマムな植え替え方法を画像付きで解説します!
この記事を読むと、植え替えがスムーズにできるだけではなく、大切なウンベラータがスクスクと育ってくれますよ。
おすすめお土や植え替えに必須のアイテムも紹介しますのでぜひ最後までご覧ください!
・植え替えに失敗したことがある
・ウンベラータの植え替え手順が知りたい
・ウンベラータにおすすめの土や植え替えのアイテムが知りたい
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ウンベラータの植え替え基礎知識
インテリアとしても大人気のウンベラータの生長はとても早く、ひと夏に20センチ以上伸びることもあります。そんなウンベラータを健康に育てるためには植え替えが大事。
状態にもよりますが、生長のスピードが早いので、1年〜2年に1度は植え替えするのがベストです。ここでは、植え替えが必要な理由や適切な時期など、基礎知識について解説します。
植え替えが必要な理由
そもそも植え替えが必要な理由は、植え替えないと根が鉢の中でいっぱいになり、根詰まりや根腐れを起こしてしますためです。根が弱っているので、風なので倒れやすく、葉にも元気がなくなり、最終的には枯れてしまう原因になってしまいます。
養分の保った新しい土に入れ替えることで、ミネラルが補給ができ、根が生長する場所を確保することができます。
ウンベラータの植え替え時期
ウンベラータの植え替えは成長期の5月から6月頃がベスト。植え替えは観葉植物にとって負担のかかる作業なので、だんだんと暖かくなる成長期に行うと回復を助けてくれます。遅くとも秋までには植え替え終えて、冬越しに備えると良いでしょう。
ただし、葉の色が変色したり、根が鉢の穴からはみ出している場合など、ウンベラータの状態によっては急な植え替えが必要な場合もあります。(のちほど解説します)
新しい鉢は今よりも1サイズ大きめのものを選ぶ
ウンベラータは生長が早いし、植え替えるのが面倒なので大きめの鉢サイズに植え替えよう!
実はこれはNGです×
ウンベラータに限らず、観葉植物の株の大きさに合わせて鉢サイズを選んであげないといけません。なぜなら、根と土のバランスが乱れ根腐れを起こしてしますためです。
今まで植えていた鉢サイズより1サイズ大きい物を選んであげるのとウンベラータが生長しやすいんです。
1サイズ大きいものとは、例えば、鉢のサイズが5号のものから6号のものにサイズアップさせるということです。参考程度に表でまとめておきます。
鉢のサイズ | 直径(㎝) | 土の量 |
3号 | 9㎝ | 0.25L |
4号 | 12㎝ | 0.6L |
5号 | 15㎝ | 1.3L |
6号 | 18㎝ | 2.2L |
7号 | 21㎝ | 3.5L |
8号 | 24㎝ | 5.2L |
9号 | 27㎝ | 7.8L |
10号 | 30㎝ | 8.5L |
同じ鉢サイズに植え替える方法があります。傷んでいたり、変色した根を鉢サイズに合わせてカットしてから植え替えを行いましょう。ハイドロカルチャーや水耕栽培ですと、生長がゆっくりになります。
ウンベラータの植え替えパターンは2つ
- 根を崩して古い根を整理
- 根を崩さずそのまま新しい鉢に植え替える
基本は①の古い土を落として不要な根はカットし新しい土に植え替えます。
冬場など寒い季節は植え替えは控えます。
ただし、根詰まりをおこしていて弱っている場合には季節関係なく植え替えが必要です。②はこのパターン。枯れ葉や土表面の汚れをとるくらいで、根鉢はいじらずに新しい鉢に植え替えるようにしましょう。
真夏の植え替えも同じく、弱りやすいので根鉢は極力いじらないようにしましょう!
もう失敗しない!ウンベラータの植え替え方法
ウンベラータの植え替えについて基礎知識を確認したところで、早速植え替えていきます。最初は難しく感じるかもしれませんが大丈夫!
もう失敗しない、ウンベラータの植え替えを方法を解説します。
用意するものや手順を確認していきましょう!
用意するもの
植え替えに時間をかけてしまうと根が弱ってしまいます。慣れていればいいかもしれませんが、最初のうちは必要なものをあらかじめ用意しておくと時間をかけずに、スムーズに植え替えができます。
植え替えに必要なものは以下を参考にしてみてください。
✔︎ 新しい土
おすすめの土はのちほど紹介します
✔︎ 新しいポットや鉢
現状よりも一回り大きいサイズのものが理想
✔︎ 鉢底シート(鉢底ネット)
鉢底に引き、土や鉢底石が流れてしまうのを防いでくれる
✔︎ 鉢底石
通気性や水はけを良くする
✔︎ はさみ
古い土と根を切る
✔︎ 園芸シート(新聞紙などでも代用可)
土の飛散対策用
✔︎ スコップ
土を鉢へ入れる
✔︎ グローブ
手が汚れたり、守るため
✔︎ 細長い棒(割り箸等でOK)
古い根の間に入り込んだ土を落としたり、新しい土を隙間なく入れる
園芸シートがなければ、新聞紙で代用可、細い棒も割り箸等でOKです!
植え替え手順①新しい鉢に鉢底シート(鉢底ネット)をひき、鉢底石を入れる
園芸シートの上に新しい鉢を置き、底に鉢底シート(鉢底ネット)を敷いて、その上に2センチほど鉢底石を置きます。
鉢の中が汚れていますができるだけ綺麗に洗っておきましょう(笑)
植え替え手順②新しい用土を鉢に入れる
古い土は害虫いたり養分が減っているので必ず新しい土に取り替えましょう。鉢底石の上に3分の1くらいの高さまで用土をいれます。
使用している用土はウンベラータが好む水はけの良い土です。
ウンベラータにおすすめの土
観葉植物を育てるのに必要不可欠な土は生長を助けるために大事なアイテム。
基本用土(赤玉土・鹿沼土・黒土・日向土)、改良用土(パーライト・ピートモス、バーミキュライト、腐葉土)などを品種や置く環境に合わせて配合します。
ですが、初心者にとって土の配合調整はとても難しいです。
そこで筆者おすすめしているの土は、ロトリーフの観葉植物用土|室内向け観葉・多肉の土。
特徴は、
- 生育に偏りが出にくいバランスのとれた配合
- 虫が寄りずらく、カビやキノコも生えにくい
- 濡れると色が変わるので、水やりのタイミングがわかりやすい
- 堆肥不使用、即効性と緩効性の肥料、カルシウム成分を配合
土の調合をすることなく、これ一本で植え替えが完了するので、とってもおすすめです♪
個人的によかったのはこの土に変えてから虫に悩まされることがなくなったこと!
数個の鉢に使える3.5Lか8.4Lのがおすすめ
\ 0.6L 4号鉢用サイズはこちら/
\ 3.5L 7号鉢用サイズはこちら /
\ 8.4L 10号鉢用サイズはこちら /
植え替え手順③鉢からウンベラータと土を取り出す
鉢の周りの土を根を痛めないようにスコップで刺し、ウンベラータの根元を避けて株を引き抜きます。幹を持って真上に引きあげると根の重さもあって抜きやすいです。
大きい鉢になるにつれてこの作業はけっこう重労働。なかなか出てこないようであれば鉢を叩いて隙間をつくったり、鉢底から出てしまっている根をカットして鉢から抜けやすくしましょう。
根が鉢にびっちりでした。。
植え替え手順④土や古い根を除去する
根を傷つけないように手でもんだり、土がかたいところは割り箸しでつついたりして土を崩していきます。土がなくなると根がどういった状態なのかあらわになります。
植え替えの基礎知識でも説明しましたが、時期によって根と土を崩さずにそのまま新しい鉢に植え替える場合もあります。今回は、植え替えに適切な気候の安定した春先の作業でしたので、根鉢をしっかりほぐしました。
伸び過ぎている根や黒ずんでいる根ははさみでカットし、白く新しい根は切らないようにしましょう。
小さめのウンベラータはぐるぐると根がまわっているような状態でなければ、根はカットせずにそのまま植え替えましょう。
\ 土が飛び散っても気にならず、お掃除らくらく♪ /
植え替え手順⑤高さ、位置を決めて株を植え付ける
鉢の3分の1までいれた鉢底石の上にウンベラータの株を植え付けていきます。高さを調節して位置を決めたら、片手で根元をもったまま、用土を株の隙間へいれていきます。根元まで土が行き渡るように細い棒でつつきながら隙間がでないように土を埋めて下さい。
隙間があるとうまく育ちません。途中で鉢を上下にゆるったり、床に軽くたたきつけると振動で内部まで土が入るようにしましょう。
植え替え手順⑥鉢上3,4センチ残して土を入れ、たっぷりと水やり
土は鉢のスレスレまで入れず、用土は鉢のん縁から3,4センチはのこしておくようにしましょう。ぎりぎりまで入れると、水やりのたびに土が外へ流れてしまいます。
最後にたっぷりと水やりをして、植え替え作業の完了です。お疲れさまでした!
工程がたくさんありそうですが、根の状態にもよりますが、10分もあれば終わります。
そんなに難しい作業ではありませんのでぜひトライしてみてくださいね。
植え替え後の水やりは土の汚れがたくさんでます。最初に鉢底から滲み出る水のにごりがなくなるまで水やりしておくと、水やりの際に受皿が汚れずに済みます。
\ 水やりの管理はタイミングを教えてくれるサスティーがおすすめ /
ウンベラータ植え替え後のお手入れ
ウンベラータの植え替えが無事に完了しました。いくら元気なウンベラータであっても、植え替え作業は根を傷つけるため、負担をかけてしまっています。お手入れで注意すべきポイントをまとめてみました。
植え替えの負担を「植え傷み」といいます。
直射日光の当たる場所には置かない
植え替えから1,2週間程度は直射日光があたる場所には置かないようにすると植え傷みの回復が早くなります。
肥料は控える
植え傷みの回復を助けるために肥料をあげたくなりますが、これはNG。
回復していないまま肥料を与えてしまうと、栄養を吸収しきれず、肥料焼けをおこしてしまいます。
紹介した、ロトリーフの観葉植物用土|室内向け観葉・多肉の土はそもそも肥料が入っていますが、植え替えでも負担がかからないように調整されています。
水やりは控えめに
植え替え後はたっぷりと水を与えますが、その後は乾燥させる必要があるため、水やりは控えます。
理由は土が乾くことで、水を求めて土中に新たな根を伸ばすためです。土に潤いがあると、水を求める作業をしなくなるので根が発達しません。
土を軽く掘って完全に乾燥してから次の水やりをするようにしましょう。
ウンベラータの植え替えに関するよくある質問
ウンベラータの植え替えに関するよくある質問をまとめました。
- 植え替えしたのにウンベラータの元気がありません。何が原因でしょうか。
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植え替え後は根にとって環境がガラリと変わるので負担が大きくトラブルが発生することがあります。ですが、判断はすぐにせず少し様子をみましょう。その上で、植え替えの時期は適切なのか、植え替え時に根を切り過ぎていないか、鉢のサイズが適切か日照不足になっていないかを確認する必要があります。該当する場合は再度植え替えを行うか、もしくは土ではなく水耕栽培等別の育て方もあります。ウンベラータの様子を見ながら適切に判断しましょう。
- 植え替えのタイミングは考えなくてもいいですか?
-
植え替えの適正な時期は「あたたかな気候になる5,6月、1、2年に1度は」とお伝えしました。ですが、「水やりをしても水が染み込むスピードが遅い、鉢底や土の表面から根がはみ出している」そんな時は根詰まりや根腐れの可能性があります。できるだけ早く植え替えてあげるようにしましょう。
- ウンベラータを植え替える時の注意点はありますか?
-
ウンベラータはゴムの木の仲間です。枝や葉を切ったり、傷がつくと、樹液が出ます。この樹液は粘り気があり、直接触れると肌の弱い人はかぶれてしまうことがあります。植え替えで樹液が出てしまった際には触れないよう、注意して取り扱いましょう。
- 植え替えの際に出た古い土はどうしたらよいのでしょうか?
-
古い土は不燃性で焼却処分できないので一般のゴミとして回収してもらえないケースが多いです。そのため、正しく処分する方法として、①自分の家の庭にまく②土を購入したお店に引き取ってもらう③ホームセンターの土回収サービスを利用する④自治体に回収してもらうだけある⑤不用品回収業者に回収してもらうがあります。①以外は有料になるケースが多いので、それぞれ問い合わせしたうえで利用するようにしましょう。
ウンベラータの植え替えは難しくない!手順をおさえて生長を手助けしよう
植え替えは少し面倒な作業に思えるかもしれませんが、ウンベラータの生長にとって、とても大事な作業です。
植え替えを楽しむためにおすすめはお気に入りの鉢を見つけること。
この鉢に変えたいからウンベラータも着せ替えよう!そんな気持ちで植え替えると楽しみが広がりますよ。
ぜひ、植え替えのコツやポイントをおさえてウンベラータの生長を楽しんでください♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!